みなさんニホンヤマネってごぞんじですか?
イメージできない方も少なくないのではないでしょうか。
←写真に写っているのが丸まって眠っているヤマネです!
どうです?かわいいでしょう♪
え!?これじゃわからない?
←では、これならどうでしょう?
はい!見た目通りネズミの仲間(げっ歯類)です。
頭の先からお尻までが61mm~83mm、しっぽの長さが40mm~58mm、重さはだいたい20g前後のミニサイズ。ジャンガリアンハムスターにふさふさの長いしっぽをつけたような見た目をしています。
<生態紹介>
ニホンヤマネ(Glirulus
japonicus)は、げっ歯目に属する樹上性小型ほ乳類で、国の天然記念物に指定されています。この種は採食などを通じて森林と密接な関係を保っており、森林の生態系における生物多様性の維持に重要な役割を果たしていると考えられています。しかし、その生態や生息環境については謎の多い生き物です。
近年の調査から、山形県のヤマネは冬眠期間が最長で7カ月であることや他地域と比較して広域なホームレンジを持つことがわかってきました。毎夜、食べ物や巣を探して森の中を走り回っているようです。雪深い山形の冬はヤマネにとって生きやすい環境とは言い難いですが、スギやカラマツなどの植林された樹木を巣材として使いながら、環境に適応して生き残ってきたと考えられます。