8月の理科学くらぶ

やってきました!8月の理科学くらぶの紹介です~!

8月は「プラスチックって何?身の回りのプラスチックを調べよう」です。

  

 

月2回にわたって、何かと今話題のプラスチックって何!?を考え実験していきました。

1回目では、プラスチックの開発や利用の歴史…世界における分類の現状…プラスチック問題ってどんな問題?…なんてことをみんなと話しながら進めていきました。

 

プラスチックっていつからある?プラスチックがない前は何を使ってた?

なんて問いかけをしながら話すこと1時間近く。

 

…というのも、2回目は謎のプラスチック5種を実験によって特定して、あるテーマをグループでディスカッションして発表してもらうから、ちょっと前情報が多いんですね。

 

他には、密度のお話もして、2回目に行う実験の試薬づくりや実験の練習をみんなで行いました。

因みに…「鉄1Kgと綿1Kgどちらが重たい?」という問いに『?』の方は、ぜひご一報を!

 

 

マグネチックスターラーという機械を使って飽和食塩水を作っていきます。いっぱ~い、には~い…溶けないところまで入れ続けようね。

50%エタノールを作っていきます。

職人のような真剣な目つき。かっこいいですね~。

(作る前に割合が変わったら実験に支障が出るからね♪とさんざん脅したからかもしれませんが…)


 

 さてさて。2週目です。

私はダンマリの回です。

みんなで協力して謎のプラスチック特定できるかな~?

実験を2チームに。

こちらは浮き沈みの実験!

飽和食塩水・精製水・50%エタノールにナゾのプラスチックは浮く?沈む?

こちらは燃焼実験。

煙を吸い込まないように~…自分をもやさないように~~…ドキドキです。


さすが高学年。実験前に入念に手順書を読み返します。

机の上もキレイに!

実験は準備が8割を決めるとも言っても過言ではありません。


実は中学年ではとっても大きなミスをしました。

謎のプラスチックの入っていたケースを混ぜてしまったんです。

私は気づいていましたが、ダンマリを決め込みました(もちろん途中でちょっと手助けはしています)。

結果はおかしなことに…

さてどうする??

「おかしい!もう一回やろう!」

 

この言葉を待っていました。

 

そうです。何度でも何度でもおかしいと思ったら再実験していいんですよ(^^)

ホワイトボードいっぱいにみんなの結果を書き、書き直し、話し合う。最後にフィールドノートにまとめる。

 

 

みんなのがんばる姿に感動してしまいました。

 

 

 

 

まちがってもいいので、チームで協力して、答えを導き、アイデアを出す。

大人になっても忘れないでいてほしいな~と思います。

中学年のテーマは「プラスチックって良い?悪い?」を話し合って、その理由も発表してもらいました。

悪いと思う意見が優勢な中で、「じゃあさ、プラスチックが今世界からなくなったらみんなどう思うの?俺は全部無くすなんて考えられない」なんて意見も。そして会話は盛り上がり、「一気には減らせないからゆっくり減らしていきたいね」という流れに。

高学年のテーマは「プラスチックを減らすアイデアを考えてください」です。

ホワイトボードの使い方も素晴らしいです。キーワードやアイデアを系統化して書いています。

話は、プラスチックの代わりになるものを新たに開発しながら、今あるプラスチックを減らす方法を考えていく方向に。最後には、自分にできるプラスチックを減らす方法も考えてくれました。


最後にはスペシャル実験として、バイオプラスチックストローが本当に土にかえるか、普通のプラスチックストローと一緒に私の畑に埋めてみました!2か月後どうなっているかみんなで堀りおこしたいと思います。

 

理科学くらぶも折り返しとなり、少しづつメンバーの心の距離も近くなってきた感じがします。誰が何を好きで、何が得意かわかってきたからこそ、ディスカッションも深まってきたのかな、と感じています。

 

一人一人の意見や考えを顔の見える人の前で述べるのって、ちょっと大人でもためらう時がありませんか?

 

理科学くらぶでは、誰の意見も「NO」と言わず、まず飲み込む(理解する)ところからスタートしていきました。物事にはいろんな面があって、いろんな人がいて、いろんな考えがある。だからこそ、みんなで絞り出した「アイデア」は素晴らしいな、と思ってもらえたら嬉しいです。

 

来月は『植物』がテーマです。

特別課外授業も行いますので、どうぞお楽しみに~~!

                                  (中村)