レンジャーとのヤマネ調査

久しぶりに地域レンジャーと一緒に活動している調査を紹介しようと思います。

 

こちらは天然記念物で山形県では準絶滅危惧種に指定されているヤマネ。

(捕獲には文化庁と環境省管轄部署からの許可が必要です!)

雨でも調査に来るレンジャー。

 

ちょっと変人ばっかりですが、レンジャーのおかげで調査の役割分担ができて、大変助かっています。

 

こちらは植生調査をしているところ。専用機材の扱いにも慣れて、大学生にも教えてくれるレンジャーの皆さま、本当にいつもありがとうございます。

この日は4匹巣箱を利用してくれました。

 

まだ若い個体ばかり。

 

こんな風に巣材を入れなくても眠っています。他のヒメネズミとかだと、すぐに飛び出して逃げようとしますが、ヤマネはじっとこっちをにらみます。

 

図太いというかなんというかですが、日中に体温を下げているので、寒い日は動きにくいということもあります。

体重を計ります。

 

…いつも思いますが、寝ているところを起こして、体重はかったり触ったり…ヤマネにとっては本当に良い迷惑ですよね。

 

ごめん。少しだけ調べさせてね。

レンジャーにも捕獲作業をしっかり見てもらいます。

 

緊張感あふれる計測作業ですが、これらの技術も未来に繋いでいかないといけないですね。

 

いつか、引き継いでくれる子がいたらいいな♪なんて密かに思ったりしていますが、ずっとずっと生物が好きでいてくれるだけでもうれしいです。

 

(中村)