9月&10月の理科学くらぶ♪

最近は2か月に1回のご報告になってしまっていますね。あっという間の師走目前!…に、暑かった秋の活動のご紹介です。

 

さて、9月はチームミッションで「ものづくり」にチャレンジ。今回は架空の会社「ヤマネ自転車」から、理科学くらぶのメンバーへ依頼を行う…というシナリオです。

 

チームに分かれて最終的にはコンペティションを行い、契約チームを決定します。

 

…上の写真は久々に抜き打ち元素テストの様子。私への文句と元素をブツブツとつぶやきながら頑張っています。

 

 今回はアクティブセーフティ(未然に防ぐ対策)とパッシブセーフティ(事後の被害軽減をさせる対策)の視点から開発をお願いしています。

 

そして、チームリーダーを決めて活動しました。「押しつけられてなったリーダーはいらない!」ときっぱり伝えたうえで、「リーダー」ってなんだろう?をお話ししました。

そして、アイデアだしのコツを伝授していきます。

現物に合わせながらアイデアだし。なかなか難しいね。

忘れないように記録に残しながら…の様子。次回スムースに作業に取り掛かるためには必要だね。


さあ、いよいよ作成です!

 

またもや意地悪な私は、わざと焦らせます。

時間がない中だと焦ってワンマンになるところですが、すこしづつチーム取り組む利点に気付いてほしいなって思います。

 

「私これ苦手だからこっちやるので、そっちを作るのをお願いできるかな?」なんで声も。

 

言葉のかけ方ひとつで相手に『押し付けた』のか『助けてもらった』のか違いますね。

中学生も今回は同じテーマ。中学生になると一人でできることが多くなるので、自分でやったほうが早いなんて思うことが多くなりますが、だからこそ会話で協力し合ってほしいです。

発表前の取り付けの様子。微調整しながら、より良い位置にセッティング。

うまく取り付けられるかな~?


こちらはプレゼンシートつくり。

相手に『契約したい』と思わせるワードをみんなで考えていきます。

こちらは発表練習の様子。発表NGあるあるをみんなに伝え、発表時の姿勢・目線・笑顔・ジェスチャーなどのコツも伝授。いざ、本番へ!


そうそう!笑顔!そして審査員にアイコンタクトでPR!

注目させたいところを見せて!

…話している人以外も笑顔!緊張が伝わってきます(笑)


ヤマネ自転車(仮会社)社員からは「○○って改良できる?」「△△円で作れる?」「□□までには収めてもらえる?」などの検討可能かどうかについて質問させてもらいました。

そして、みんなもそれに対して「ここはコストカットします」「これとこれを合体させてシステム化します」などのお答えが。

 

一緒にものづくりするのですから、いろんな視点の人と話し合って、ブラシュアップしたほうがいいものできます!

 

みんなには、ただ作るだけ・開発するだけではなく、サイエンスの技術や自分の能力を何倍にも膨らますことができる『コミュニケーション』『プレゼンテーション』の大切さに気付いてもらえたら嬉しいです。

さてさて。

続いて11月のテーマは「地震」「火山」「防災」!

 

防災をサイエンスの目線で見ると、どんなことが分かるでしょうか?

 

初回は「地震」をテーマに活動です!

王道の実験でまずは地震のしくみや特徴、種類を学びます。

 今回の実験はおいしいものばっかり出したので、実験後には「食べたい!」「夢奈さんたべるのずるい~!」の声が(笑)

 

でもね…こっそり授業後にだれか捕まえて「ねえ、食べてもらえる…?」って言っていました。甘すぎるのよ…

身近な食べ物を使っていますので、ぜひご家庭でも試してみて下さい。

こちらは海溝型地震の実験の様子。

 

なにより、地震を知らない(経験したことのない)国の方がいる事にもびっくりのみんな。

 

プレートの動き種類も学びながら、大地の変化や被害の違いも考えていきました。

 

そして、制限時間内に地震に強い家づくりを行いました!限られた材料と決められたルールにのっとり、ペアで取り組んでいきます。

『材料少なくない!?』の声に『少なくない(きっぱり)』。

 

短い時間の中で効率よく協力して、耐震・免振・制振構造を取り入れていきます。もちろん、生活しやすさも評価基準に入ります!

「時間ないって!」「まだ壁が立ってない!!」「私が家具担当する!」さあ、協力だ!

最後の微調整。

今回は震度7を想定。10秒間の地震に耐えられるか!?

なんかちょっと狭いね(笑)でも安全!だって。住みやすさか安全か…現実でも難しいね。


最後には東日本大震災のお話を少し。

中学生ではギリギリ、小学生は生まれる前ですね。

 

今回は地震当日~数日間の私の身の回りのお話と、写真集で当時を振り返りました。

私も喉の奥がつまるような記憶、そして、そんな中で学んだことをお話させていただきました。

地震のしくみを学べば学ぶほど、いつ起こってもおかしくないと気づかされます。

そして、11月後半のテーマは「火山」!

 

11月の火山の回が終了した2日後、パプアニューギニアのウラウン火山が噴火しましたね…

 

良くも悪くもタイムリーでしたが、皆様ニュースを見ましたか?

まず初めに、火山のしくみを学んだら、お次は火山が起きた時の理想の装備を装着レース!マスクにゴーグル、ヘルメットにヘッドライト…カッパ上下に手袋…なれないと難しいものですが、なんと1分30秒台のチームも。

 

今回はまとまっておいてありましたが、ご家庭ではいかがでしょうか?ぜひお子様とどこにあるかや、代用品もぜひ確認してみて下さいね。

火山の粘り気によってどんな形になるか、実験しました。初めての実験器具にも、しっかり話を聞いて取り組みます。

「小数点第1位まで」「0.3g以下の誤差はOK!」慎重に算数的ワードと各自の量を復唱しながら計量していました。


他にも、大地の下で起こるマグマの移動方法や噴出方法の実験なども行いましたが…写真がなくてごめんなさい。ぜひお子様にフィールドノートを用いて解説してもらってください!

 

マグマの芸術的な動きから地球ってすごい!と思ったはずです。

 

今回は『サイエンスのしくみの解説』も練習しました。ビジュアルでイメージできても言葉にするって難しいんですよね。

 

理科学でも「何回も」これからやっていくので、一緒にチャレンジしていこうね♪

 

次回はみんなお楽しみのキラキラ~✨の宝石達の回。

11月の大地の動きがあるから生まれる鉱物たちの世界へ…Let's go!